最近はおかげ様で静岡以外のお客様からの依頼が増えています。
先日も、栃木のお客様よりご依頼をいただきました。

近くに信頼ができる骨董屋さんがないからインターネットで調べた所、
当店を見つけられたそうです。

さっそく伺ってみると、
リビングには濱田庄司や島岡達三の作品が沢山並べられていました。

さすが益子焼で有名な栃木だけあります。

今回のお客様は濱田庄司や島岡達三の作品が大好きで
収集されていたそうなのですが、
ご家族様が全く関心を示さず、いずれは自分が亡くなると
捨てられてしまうんじゃないか、

と危機感をお持ちだったそうです。

そこで、少し整理をして大事なモノだけ残しておきたい
という思いがあったそうです。

いくつか査定をさせて頂きまして、
お値段が合うものは買取させて頂いたのですが
残念ながらお値段が合わなかった作品もありました。

その一つがコチラ

濱田庄司のお皿です。

コチラは約25cmくらいの大きさがあるのですが、
お皿はどの作家物でも大きさによって金額が全く変わります。

濱田庄司作のお皿の場合
一般的には

20~30cmだと5万~15万円
30~40cmだと10万~50万円
40cm以上だと50万~

これくらいが相場と言われています。

特に50cm以上の大皿だと高値がつく場合がありまして、
作品によっては数百万円になるものもあります。

もちろん、作品のデザインによっても大きく変わってくるので
一概には決められませんが、
大きさが重要だという事は覚えて頂けるとよいかと思います。

また、共箱と言われる作家本人のサインが書かれた
箱がついているかどうかも重要です。

箱がなければ多くの場合、第三者(濱田庄司の作品だと次男の濱田晋作さん)に
本物の証として箱書きを書いて頂くことになります。

ただ、その箱書きを作ってもらうのに費用が
5万円~8万円ほどかかります。

ですので、作品によっては作品の価値よりも
箱を作る費用の方がかかってしまうため、
作品自体にほとんどお値段をつけられない場合もあるのです。

今回の作品も箱がない作品でして、
作品としては価値があるのですが、箱を作る費用と
ほぼ変わらない金額になってしまうため、
低い金額しかつける事ができず買取も不成立となりました。

ただ、そのことはお客様もご存じだったようで、説明すると
すんなりと納得されていました。

これは業界の人でないと
信じられない話かもしれませんが、
それほど作品と同じくらいに箱も重要になってくるのです。

飾られている方だと箱は不必要だと
いって捨ててしまう場合もありますが、
いずれ売却する可能性もあるのであれば、
絶対に残しておいた方がいいです。

また、箱はあったけど知らぬ間に別の作品とともに売却してしまった

というケースもたまにお聞きします。
売却時はこうした小さなことでも数万円~十数万円
金額が変わってきてしまうので、注意が必要です。

このブログを読んでいただいているあなたも
もしご売却や形見分けを検討されているとしたら、
必ず箱は残すようにして、箱も作品のもので間違いないか
確認するようにみて下さいね。